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飛ばしもの実験 [教室]

2013.5.18

今回のテーマは、飛ばしもの実験の教室でした。
紙皿のフリスビー、アルソミトラの工作など
お天気も良かったので、屋外で元気よく実験しました。

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お誘い [教室]

科学教室で長年おつき合いをしている先生から、お電話がありました。

「岡山の生涯学習センターが、サイエンスインストラクターを募集してますよ。
先生は、よく県外の祭典などにも出られてますし、どうですか?
私(その先生)は申込みしました。」
とのお誘い。

ありがとうございます~
でも、でも・・・・たぶん、無理です。きっと無理です。


すでに土日スケジュールいっぱいになりつつありますので・・
(サッカーとかレースとかも含めると、ですが。)

欲張ると、内容が希薄になっちゃったり、
十分な予備実験ができなくなりますからね・・・
(これまで十分だったかどうかは自信がありませんが。)

だけど、岡山にも活動されてる方はたくさんいらっしゃるでしょうし、
やはり遠方はいろいろとリスクが伴います。
なにより、地元でさえ、満足に熟せてないのです・・

そう、今年度も始まりました。
初心に戻って、頑張らなくては~

インストラクター募集.jpg

→人と科学の未来館サイピア・サイエンスインストラクター大募集!
http://www.pal.pref.okayama.jp/info/sci_inst/images/chirasi.pdf




コインをピカピカに [教室]

小学校は春休みに入り、ある児童クラブで科学遊びを行いました。
その日は20名弱の参加者で、1年生~5年生の子ども達です。

いくつかの実験をして、そろそろ終了の時間となったそのとき、
1年生の男の子が、ひどく泣きじゃくっていました。

その日は、3人ずつのグループになって実験をしましたから、
児童クラブの先生が、同じグループの、残りの2人に事情を尋ねたのですが、
Aくんは、下を向いたままじっとしていました。
Bくんは、事情を知っていそう・・・?



トラブルの原因となったのは、コインの汚れを身近なものでピカピカにする実験でした。

使用したのはカナダ銅貨。
グループごとに、使うものを選んで、コインを浸します。

<コーラ><レモン汁><酢>
<とんかつソース><ケチャップ><マヨネーズ>

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1時間ほど放置した後、取り出して、まわりをティッシュペーパーでふき取ります。

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すると、ピカピカに! 

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~といった実験です。
当然、使った調味料等によって、ピカピカになったものとならなかったものがありました。



さて、
片づけも終え、みんな席につき、おしまいの挨拶をするときになっても
1年生くんは泣き止みません。

終わるに終われず・・どんよりとした雰囲気。

そして、Bくんが話してくれました。

「あのね、1年生くんのオカネがきれいになってなかったから、
Aくんが勝手に、またお酢の中に戻したんだ・・。
それで、1年生くんが泣いちゃったんだ。」

別のグループからは、
(またAのヤツがイジメたんだ、いっつもあいつが悪いことする)
と、小さな声が聞こえてきます。

児童クラブの先生は、1年生くんに何度も
「おさまらない? 泣き止まないとYumi先生にさようならのあいさつができないよ?」と。

Aくんは、ずっと下を向いてうなだれたままでした。

1年生くんの、ひっくひっくという泣き声だけが聞こえ、
ますます、その場の空気は悪くなる一方でした。


私が、みんなに言えた言葉は、
「あのね?
今、みんなが黙って心の中で思ってることがあるでしょ?
1年生くんのことや、Aくんのこととか、ね?
いま起きてることや、お友達のことを、考えてるっていうことは、
とーっても大事なんよ?
いろーんなことを思ったり、感じたり、
自分のことだけじゃなくて、お友達のことも考えてあげられるといいね」
って・・なんだか押し付けみたいな話し方になってしまったけど、
本当は、
Aくんがやったことは、悪気があったり、いじめたかったわけじゃなくて
実は親切心からだったのかもしれない、と思ったんです。

おそらく、ほとんどの子ども達が、1年生の側に立ってる中で、
じっとうつむいて耐えてるAくんが、とても気になりました。

終わりの挨拶をしたあと、
Aくんのそばに行って、
「言われるほうもツライよね?」
って肩をたたいてみたら、Aくんは顔を上げて
「泣いてる時に(1年生くんに)謝っても聞かないと思うから
泣き止んだら謝るんだ」って言ったんです。
マジメな顔をして、そう答えるAくんに、ちょっと感動してしまった・・・
まだ2年生なのに、耐える強さが?


児童クラブから戻ってきてからも、気になったので
あとで先生に電話をしてみました。

しばらくして1年生くんが泣き止んだので、
おやつを済ませたあとに、3人(先生、1年生くん、Aくん)で
きちんと話そうね?って言ったら、Aくんは
おやつの前に、先に話したい と言ったそうです。
なので、そのようにして、解決しました、と先生。

あの、じっと下を向いてたAくんの姿を思い出すと、
私なんか、オトナのクセに、愚痴ばっかりだ・・
Aくん、あんなに小さいのに・・と胸が痛みました。


児童館や児童クラブのように
校外で、異学年が兄弟のように過ごしていると
衝突もたくさんあると思うけど、
小さい頃からそういう経験をたくさん積んでほしい。
そう思いました。



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